今回は、DPFマフラーの洗浄工程について説明します。
①洗浄前検査
洗浄前のマフラーの状態を確認します。
送風機でマフラー差圧検査を行います。 マフラーの詰まりが多いと差圧値は、大きくなります。
フィルターの溶損チェックを行います。 フィルターは、セラミックでできています。高温状態が続いたフィルターは、セラミックが解けて通風しなくなります。
②洗浄及びすすぎ
一定の温度で暖められた洗浄液と水圧によって、フィルター内に溜まっているスス・アッシュなどの汚れを溶かし押し出します。溶けて押し出されたスス交じりの水や茶色のアッシュ(エンジンオイルの燃えた灰かす)が出てまいります。
今回は、触媒・フィルタ一体型マフラーを洗浄しました。
左・中央の画像は、洗浄の様子 片面60分ぐらいかけて洗浄いたします。
右の画像は、洗浄時に排出されたスス汚れです。
洗浄の終わったフィルターをすすぎます。 お湯と水圧でフィルター表面に付着した汚れや洗浄液を洗い落します。
③乾燥・洗浄後検査
送風機で乾燥させ、フィルター内部の水分を飛ばします。
中心からほぼ均等に乾いていきます。
乾燥時間は、40分~90分ぐらいかかります。
フィルター面が薄いグレー状態になります。
乾燥後、引き続き洗浄後検査に入ります。
差圧測定検査は、フィルターのそれぞれの型式と当社独自のデーターにより合格範囲を設けております。
合格範囲内に入れば、検査報告書を発行いたします。
DPFマフラーの詰まりでお困りのお客様、洗浄をお考えのお客様は、当社にご相談ください。