cases事例紹介
学校法人 H学園様
- メーカー(サイズ)
- FUSO(小型)
- 排ガス記号・型式
- BDG-BE64DG
- 車種
- キャンター
- マフラー純正番号
- ME228930
- 原動機の形式
- E13C
- 洗浄料金
- 75,000円
DPF差圧測定結果
洗浄前:
7,200L/分で 2.2 Kpa、9,200L/分で 3.1 Kpa、10,700L/分で 4.2 Kpa、12,000L/分で 5.4 Kpa
洗浄後:
同じ流量でそれぞれ 1.6 Kpa、2.3 Kpa、3.2 Kpa、4.3 Kpa
当社基準値:
12,000L/分で <5.0 Kpa
測定方法:
指定された流量(7,200L/分、9,200L/分、10,700L/分、12,000L/分)の空気を送風し、DPF内部の詰まり具合(=抵抗)を差圧として測定します。DPF内部の詰まりが多いほど差圧が大きくなります。
DPF状況チェック表
マフラーの汚れ(量)
すす: 中量
アッシュ(灰分): 中量
汚れの程度: 中量
マフラーの汚れ(質)
すす: 粉末
アッシュ(灰分): 粉末
洗浄回数
1回
マフラーの状態
ズレ: 無し
溶損・溶解: 無し
ひび割れ: 無し
洗浄時報告
汚れの大部分はアッシュ灰でした。入り口側フィルター面にはアッシュ灰の上にススが付着している状態でした。洗浄時、茶色の粉状アッシュ灰が大量に排出されました。スス汚れや捕集物はしっかりと除去され、アッシュ灰はススと油分が燃焼した燃えカスで、再燃焼の際も燃えずに堆積します。定期的なメンテナンスを行い、早めのマフラー洗浄を推奨します。
改善報告
洗浄効果の確認:
DPF洗浄後の差圧が洗浄前に比べて大幅に低下し、DPF内部の詰まりの除去が確認されました。特に、最高流量12,000L/分における差圧の減少(5.4 Kpaから4.3 Kpaへの減少)は、DPF性能の正常化を示しています。
基準値の遵守:
洗浄後の差圧は規定の基準値内(12,000L/分で<5.0 Kpa)に収まり、DPFが正常に機能していることが確認されました。洗浄1回で多量の汚れが除去され、現在は良好な状態です。