cases事例紹介
有限会社H自動車様
- メーカー(サイズ)
- ISUZU(中型)
- 排ガス記号・型式
- PKG-FRR90S2
- 車種
- フォワード
- マフラー純正番号
- 8-97608-057
- 原動機の形式
- 4HK1
- 洗浄料金
- 100,000円
DPF差圧測定結果
洗浄前: 7,200L/分で1.8 Kpa、9,200L/分で2.5 Kpa、10,700L/分で3.4 Kpa、12,000L/分で4.4 Kpa
洗浄後: 同じ流量でそれぞれ1.2 Kpa、1.9 Kpa、2.7 Kpa、3.5 Kpa
当社基準値: 12,000L/分で<5.0 Kpa
測定方法は、指定された流量(7,200L/分、9,200L/分、10,700L/分、12,000L/分)の空気を送風し、DPF内部の詰まり具合(=抵抗)を差圧として測定します。DPF内部の詰まりが多いほど差圧が大きくなります。
DPF状況チェック表
マフラーの汚れ(量): すす「多量」、アッシュ(灰分)「多量」、汚れの程度「多量」
マフラーの汚れ(質): すす「棒状」、アッシュ(灰分)「粉末」
洗浄回数: 1回
マフラーの状態: ズレ「無し」、溶損・溶解「無し」、ひび割れ「無し」
洗浄時報告
詰まりの大部分はアッシュ灰です。洗浄開始時はスス灰が排出され、その後フィルター面全体から濃いベージュ色の棒状アッシュ灰が大量に排出されました。また、乾燥後に振動を加えた際にも棒状アッシュ灰が排出されました。アッシュ灰はススと油分の燃えカスであり、再燃焼の際にも燃えずに堆積していきます。お車のメンテナンス時の状態に応じて早めのマフラー洗浄をお勧めいたします。
改善報告
洗浄効果の確認
DPF洗浄後の差圧が洗浄前に比べて全体的に低下しており、洗浄によるDPF内部の詰まりの除去が効果的に行われたことが確認できます。特に、最高流量12,000L/分における差圧の減少(4.4 Kpaから3.5 Kpaへの減少)は、DPF性能の正常化を示しています。
基準値の遵守
洗浄後の差圧は、当社基準値である5.0 Kpa/12,000L/分を下回る結果となり、DPFが正常に機能していることが確認されました。マフラー汚れ(量)は「多量」でしたが、1回の洗浄で効果的に除去され、現在は良好な状態です。