cases事例紹介

有限会社K商会様

洗浄前: 7,200L/分で6.7 Kpa、9,200L/分で9.8 Kpa、10,700L/分で13.3 Kpa、12,000L/分で17.0 Kpa
洗浄後: 同じ流量でそれぞれ0.8 Kpa、1.2 Kpa、1.7 Kpa、2.2 Kpa
当社基準値: 12,000L/分で<4.0 Kpa

測定方法は、指定された流量（7,200L/分、9,200L/分、10,700L/分、12,000L/分）の空気を送風し、DPF内部の詰まり具合（＝抵抗）を差圧として測定します。DPF内部の詰まりが多いほど差圧が大きくなります。

マフラーの汚れ（量）
すす「多量」、アッシュ（灰分）「多量」、汚れの程度「多量」

マフラーの汚れ（質）
すす「棒状」、アッシュ（灰分）「粉末」

洗浄回数
1回

マフラーの状態
ズレ「無し」、溶損・溶解「無し」、ひび割れ「無し」

洗浄時報告
チェックランプが点灯する頻発状態で、洗浄前触媒面には灰の上にすす汚れが堆積している状況でした。洗浄中にはグレー色の灰が排出され、その後ベージュ色の粉・粒状アッシュ灰が大量に排出されました。本洗浄により、すすや捕集物がしっかり除去されました。

洗浄効果の確認
DPF洗浄後の差圧が洗浄前に比べて全体的に大幅に低下しており、洗浄によるDPF内部の詰まりの除去が効果的に行われたことが確認できます。特に、最高流量12,000L/分における差圧の減少（17.0 Kpaから2.2 Kpaへの減少）は、DPF性能の正常化を示しています。

基準値の遵守
洗浄後の差圧は、規定の基準値内（12,000L/分で4.0 Kpa以下）に収まり、DPFが正常に機能していることが確認されました。マフラー汚れ（量）は「多量」でしたが、1回の洗浄で効果的に除去され、現在は良好な状態です。