cases事例紹介
有限会社O工業所様
- メーカー(サイズ)
- 日野(大型)
- 排ガス記号・型式
- 2DG-FR1AWHG
- 車種
- プロフィア
- マフラー純正番号
- S1805E0D5
- 原動機の形式
- E13C
- 洗浄料金
- 125,000円
DPF差圧測定結果
洗浄前:
7,200L/分で 4.2 Kpa、9,200L/分で 6.6 Kpa、10,700L/分で 9.1 Kpa、12,000L/分で 11.6 Kpa
洗浄後:
同じ流量でそれぞれ 0.9 Kpa、1.4 Kpa、2.0 Kpa、2.5 Kpa
当社基準値:
12,000L/分で <4.0 Kpa
測定方法:
指定された流量(7,200L/分、9,200L/分、10,700L/分、12,000L/分)の空気を送風し、DPF内部の詰まり具合(=抵抗)を差圧として測定します。DPF内部の詰まりが多いほど差圧が大きくなります。
DPF状況チェック表
マフラーの汚れ(量)
すす: 多量
アッシュ(灰分): 多量
汚れの程度: 多量
マフラーの汚れ(質)
すす: 粉末
アッシュ(灰分): 粉末
洗浄回数
1回
マフラーの状態
ズレ: 無し
溶損・溶解: 無し
ひび割れ: 無し
洗浄時報告
DPF内部には多量のすすとアッシュが詰まっていました。洗浄前、フィルター面にはスス汚れが層を成して堆積しており、洗浄中にこれらが剥がれ落ちると同時に、アッシュ灰も棒状で排出されました。アッシュ灰はススと油分の燃焼残渣であり、再燃焼しても燃えずに堆積していくため、定期的なメンテナンスを推奨します。
改善報告
洗浄効果の確認:
DPF洗浄後の差圧が洗浄前に比べて大幅に低下し、詰まりの除去が確認されました。特に、最高流量12,000L/分における差圧の減少(11.6 Kpaから2.5 Kpaへの減少)は、DPFの正常な機能回復を示しています。
基準値の遵守:
洗浄後の差圧は規定の基準値内(12,000L/分で<4.0 Kpa)に収まり、DPFが正常に機能していることが確認されました。洗浄1回で多量の汚れが除去され、現在は良好な状態です。