cases事例紹介
H交通株式会社様
- メーカー(サイズ)
- FUSO(中型)
- 排ガス記号・型式
- 2PG-MP38FM
- 車種
- ファイター
- マフラー純正番号
- ME306484
- 原動機の形式
- E13C
- 洗浄料金
- 100,000円
DPF差圧測定結果
洗浄前:
7200L/分で5.1 Kpa、9200L/分で7.3 Kpa、10700L/分で9.3 Kpa、12000L/分で12.0 Kpa
洗浄後:
同じ流量でそれぞれ1.0 Kpa、1.5 Kpa、2.0 Kpa、2.6 Kpa
当社基準値:
12000L/分で<4.0 Kpa
測定方法:
指定された流量(7200L/分、9200L/分、10700L/分、12000L/分)の空気を送風し、DPF内部の詰まり具合(=抵抗)を差圧として測定します。DPF内部の詰まりが多いほど差圧が大きくなります。
DPF状況チェック表
マフラーの汚れ(量):
すす: 多量
アッシュ(灰分): 中量
汚れの程度: 多量
マフラーの汚れ(質):
すす: 棒状
アッシュ(灰分): 粉末
洗浄回数:
1回
マフラーの状態:
ズレ: 無し
溶損・溶解: 無し
ひび割れ: 無し
洗浄時報告
汚れの大部分はスス灰でした。洗浄前の排気入り口側フィルター面にはアッシュ灰の上にびっしりとスス灰が付着している状態でした。洗浄時、フィルター面全体の通気穴から黒い粒子状スス汚れが大量に溶け出し、その後濃いベージュ色の粉末状アッシュ灰が排出してまいりました。アッシュ灰はススと油分の燃えカスで、再燃焼の際も燃焼せず堆積していきます。定期的なメンテナンスと早めのマフラー洗浄をお勧めいたします。
改善報告
洗浄効果の確認:
洗浄後の差圧が基準値内に収まり、DPF内部の詰まりが解消されたことを確認しました。12000L/分での差圧(12.0 Kpa → 2.6 Kpa)は、DPF性能の正常化を示しています。
基準値の遵守:
洗浄後の差圧は当社基準値(12000L/分で<4.0 Kpa)を満たしており、DPFが正常に機能している状態です。今後も定期的な点検と清掃を行い、良好な運行状態を維持してください。