cases事例紹介
H観光 株式会社様
- メーカー(サイズ)
- FUSO(大型)
- 排ガス記号・型式
- QTG-MS96VP
- 車種
- スーパーグレート
- マフラー純正番号
- ME359258
- 原動機の形式
- E13C
- 洗浄料金
- 125,000円
DPF差圧測定結果
洗浄前:
7,200L/分で 1.3 Kpa、9,200L/分で 1.8 Kpa、10,700L/分で 2.3 Kpa、12,000L/分で 3.0 Kpa
洗浄後:
同じ流量でそれぞれ 0.9 Kpa、1.3 Kpa、1.7 Kpa、2.2 Kpa
当社基準値:
12,000L/分で <3.5 Kpa
測定方法:
指定された流量(7,200L/分、9,200L/分、10,700L/分、12,000L/分)の空気を送風し、DPF内部の詰まり具合(=抵抗)を差圧として測定します。DPF内部の詰まりが多いほど差圧が大きくなります。
DPF状況チェック表
マフラーの汚れ(量)
すす: 中量
アッシュ(灰分): 中量
汚れの程度: 中量
マフラーの汚れ(質)
すす: 粉末
アッシュ(灰分): 棒状
洗浄回数
1回
マフラーの状態
ズレ: 軽度
溶損・溶解: 無し
ひび割れ: 無し
洗浄時報告
スス汚れ・アッシュ灰詰りのフィルターでした。洗浄時、フィルター面全体の通気穴から黒い粒子状スス汚れが溶け出し、その後棒状アッシュ灰が排出されました。アッシュ灰はススと油分が燃焼した燃えカスであり、再燃焼の際も燃えずに堆積していきます。定期的なメンテナンスと早めのマフラー洗浄をお勧めいたします。
改善報告
洗浄効果の確認:
DPF洗浄後の差圧が洗浄前に比べて大幅に低下し、DPF内部の詰まりの除去が確認されました。特に、最高流量12,000L/分における差圧の減少(3.0 Kpaから2.2 Kpaへの減少)は、DPF性能の正常化を示しています。
基準値の遵守:
洗浄後の差圧は規定の基準値内(12,000L/分で<3.5 Kpa)に収まり、DPFが正常に機能していることが確認されました。洗浄1回で多量の汚れが除去され、現在は良好な状態です。