cases事例紹介
M運輸株式会社様
- メーカー(サイズ)
- FUSO(小型)
- 排ガス記号・型式
- TKG-FEB80
- 車種
- キャンター
- マフラー純正番号
- ME555982
- 原動機の形式
- 4P10
- 洗浄料金
- 75,000円
DPF差圧測定結果
洗浄前: 7,200L/分で8.4 Kpa、9,200L/分で14.9 Kpa、10,700L/分で23.1 Kpa、12,000L/分で33.9 Kpa
洗浄後: 同じ流量でそれぞれ3.8 Kpa、6.0 Kpa、9.0 Kpa、12.2 Kpa
当社基準値: 12,000L/分で<15.0 Kpa
測定方法は、指定された流量(7,200L/分、9,200L/分、10,700L/分、12,000L/分)の空気を送風し、DPF内部の詰まり具合(=抵抗)を差圧として測定します。DPF内部の詰まりが多いほど差圧が大きくなります。
DPF状況チェック表
マフラーの汚れ(量): すす「多量」、アッシュ(灰分)「多量」、汚れの程度「多量」
マフラーの汚れ(質): すす「棒状」、アッシュ(灰分)「粉末」
洗浄回数: 1回
マフラーの状態: ズレ「無し」、溶損・溶解「無し」、ひび割れ「無し」
洗浄時報告
すすが大量に排出された後、アッシュが多量に排出されました。アッシュは燃焼の際の残留物であり、特に高負荷時に発生しやすい特徴があります。乾燥後にもアッシュが排出されたことを確認しました。車両の状態に応じて、定期的なメンテナンスを推奨します。
改善報告
洗浄効果の確認
DPF洗浄後の差圧が洗浄前に比べて大幅に低下しており、DPF内部の詰まりの除去が効果的に行われたことが確認されました。特に、最高流量12,000L/分における差圧の減少(33.9 Kpaから12.2 Kpaへの減少)は、DPF性能の正常化を示しています。
基準値の遵守
洗浄後の差圧は、当社基準値である15.0 Kpa/12,000L/分を下回る結果となり、DPFが正常に機能していることが確認されました。マフラー汚れ(量)は「多量」でしたが、1回の洗浄で効果的に除去され、現在は良好な状態です。