cases事例紹介
T資材株式会社様
- メーカー(サイズ)
- 日野(大型)
- 排ガス記号・型式
- QPG-FS1ANDD
- 車種
- プロフィア
- マフラー純正番号
- S1850-E0771
- 原動機の形式
- E13C
- 洗浄料金
- 125,000円
DPF差圧測定結果
洗浄前:
7,200L/分で6.7 Kpa、9,200L/分で9.8 Kpa、10,700L/分で12.8 Kpa、12,000L/分で16.1 Kpa
洗浄後:
同じ流量でそれぞれ1.0 Kpa、1.5 Kpa、2.0 Kpa、2.5 Kpa
当社基準値:
12,000L/分で<4.0 Kpa
測定方法
指定された流量(7,200L/分、9,200L/分、10,700L/分、12,000L/分)の空気を送風し、DPF内部の詰まり具合(=抵抗)を差圧として測定します。DPF内部の詰まりが多いほど差圧が大きくなります。
DPF状況チェック表
マフラーの汚れ(量)
すす: 少量
アッシュ(灰分): 多量
汚れの程度: 中量
マフラーの汚れ(質)
すす: 粉末
アッシュ(灰分): 粉末
洗浄回数
1回
マフラーの状態
ズレ: 無し
溶損・溶解: 無し
ひび割れ: 無し
洗浄時報告
シリアル№S1805-E070
汚れの大部分はアッシュでした。洗浄開始直後からスス汚れに混じり、ベージュ色の粉状アッシュ灰が大量に排出されました。付着していたスス汚れや捕集物はしっかりと除去しました。アッシュ灰はススと油分が燃焼した際の燃えカスで、再燃焼時も燃えずに堆積します。メンテナンス時の状況に応じて早めのマフラー洗浄をお勧めいたします。
改善報告
洗浄効果の確認
DPF洗浄後の差圧が洗浄前に比べて大幅に低下し、洗浄によるDPF内部の詰まりの除去が確認されました。特に、最高流量12,000L/分における差圧の減少(16.1 Kpaから2.5 Kpaへの減少)は、DPF性能の正常化を示しています。
基準値の遵守
洗浄後の差圧は、規定の基準値内(12,000L/分で<4.0 Kpa)に収まり、DPFが正常に機能していることが確認されました。洗浄1回で多量の汚れが除去され、現在は良好な状態です。